汗であそこが蒸れている
あそこが生臭い原因で最も多いのが、汗による蒸れです。
冬でも数分程度外を歩いただけで汗がにじみ出てきてしまう人は勿論、タイツやストッキング、スキニーパンツを穿いている人も汗をかきやすい傾向があります。
顔や上半身は全然汗をかいていないのに、トイレで下着を下ろした際に下半身からムワッと汗のような臭いがする、という人は知らないうちに蒸れています。
汗であそこが蒸れることがどうして生臭い原因になるのか、それは常在菌が悪さをしているのだと考えられます。
常在菌は人の体に元々存在している病原性がない菌のことで、健康的な人の体にも勿論存在しています。
常在菌が好むのは汗や垢、皮脂であり、これを養分として繁殖し、そして分解することにより生臭い嫌な臭いを発生させるのです。
あそこに汗をかいたまま放置していた、汗をかいてもデリケートゾーン用のボディシートで拭いたりしなかったせいで、常在菌が繁殖状態にあるのでしょう。
放置していると、尿やおりものの臭いと混ざることで更に生臭さがキツくなってしまう恐れがあります。
おりものが多い
おりものとは、簡単に言えばあそこに細菌が入って炎症を起こさないように、酸性に保つための液体です。
おりものは乳酸、汗など多種類の分泌物が混ざっていることから、健康な人でもヨーグルトのような臭いがします。
ではどうしておりものがあそこが生臭い原因となってしまうのか、それは一定よりも多い量のおりものが出てしまい、それが下着やあそこのムダ毛に付着するからです。
「生理後はいつもおりものが全然出ないのに、生理1週間前は量が増えて下着もベトベトになってしまう」と悩んだことはありませんか?
おりものは生理前などホルモンバランスが崩れやすい時期の他、風邪を引いて体調不良のときや、寝不足などでも量が多くなりやすいのです。
おりものがあそこのムダ毛や下着に付着し、そのまま乾いてしまうと、余計に生臭さが酷くなってしまいます。
おりものが大量に出ても「いつものことだから」なんて放置している、その物臭な対応が原因なのです。
すそわきが
上半身のわきの部分が臭うのはわきが、そしてあそこが臭うのはすそわきがと言います。
私達の体にはエクリン汗腺、アポクリン汗腺の2つの汗腺が存在しており、エクリン汗腺から出る汗は臭いが殆どしない水分です。
一方のアポクリン汗腺から出る汗はアンモニアや脂肪、尿素などの臭いの元が含まれており、脂肪酸と混ざったものを常在菌が分解した結果、生臭いわきが臭になります。
すそわきがは病気ではなく、遺伝子で譲り受けてしまった体質です。
家族にアポクリン汗腺の数が多い人がいれば、その子供もアポクリン汗腺を多く持ったまま生まれてしまうのです。
洗っても洗っても臭いが取れない、そんな人はすそわきがである可能性が高いでしょう。
性病
性行為または体調不良により免疫力が落ちているときに性病にかかってしまった場合、あそこが炎症を起こすことで生臭くなることもあります。
例えば女性がかかることが多い性病がカンジダやヘルペス、膣トリコモナス症です。
とくに膣トリコモナス症は、プールや温泉、トイレやお風呂などからでも感染する可能性の高い症状です。
性行為をしていないのにおりものの量が増えた、あそこが生臭い、そんなときは膣トリコモナス症を疑ってみましょう。
寝不足が続いていたり、無理なダイエットをしている、風邪で弱っているなど菌への抵抗力が弱っているときはかかりやすいので早めの対策が必要です。
ちゃんと洗えていない
洗っているつもりでもあそこをちゃんと洗えていない、そんな女性は割と多くいます。
あそこの洗い方なんで誰も詳しく教えてくれませんし、なかなか洗いにくい場所、ちゃんと綺麗になったのかがわかりにくい場所でもあるからです。
その“ちゃんと洗えていないこと”が、あそこに恥垢というおりものや尿のカス、分泌物の乾燥した垢が溜まる原因となります。
恥垢はチーズのような生臭い垢なので、洗っているつもりで垢が全然落せていないことがあそこが生臭い原因でもあるのだと考えられるでしょう。
経血があそこに付着している
経血があそこやあそこのムダ毛に付着している、または膣の中に少量残ったままである場合は、それがあそこが生臭い原因になっています。
とくにタンポンではなく紙ナプキン派の女性の場合、経血の生臭さと蒸れから普段よりも更に生臭くなることがあるでしょう。
厚手のジーンズを穿いているのに下半身が生臭い気がする、そう感じてしまうのもナプキンで蒸れを起こしているからです。
経血が付着したナプキンを長時間変えることができないことが多い、生理のときはボディタオルに経血が付着するのが嫌であそこを洗わないという女性は要注意です。
あなたの普段の行動が、知らず知らずのうちにあそこが生臭い原因を作っているのだと考えられます。
タオルや下着に臭いが染みついている
ずっと同じボディタオルや下着を使用していると、洗濯しても臭いが取れなくなることがあります。
1年ずっと同じボディタオル、下着を使用している女性は、そうしたタオルや下着に臭いが染みついているせいで、洗っても臭いがなくならないのでしょう。
下着以外にも例えばスキニーパンツ、タイツやストッキングも意外と臭いが染みつきやすいもの、長年穿き倒している服はないか今一度確認してみてください。
あそこが生臭い時の対策方法
デリケートゾーン用石けんで洗う
頭はシャンプー、体はボディソープ、そしてあそこはデリケートゾーン用の石けんなどで洗うべきです。
あそこのアポクリン汗腺が多いすそわきが疑惑がある女性はとくに、すそわきが対策効果が期待できる物で洗いましょう。
あそこは顔よりも体の他の部位よりもかなり敏感で繊細な部分、体用のボディソープで洗い続けていると、かぶれなど炎症の原因となることもあるので注意してください。
蒸れにくい服、下着に変える
あそこが蒸れやすい原因はスキニーパンツやジーンズ、タイツやストッキングといった通気性の悪い服を着ているせいでもあります。
通気性の良いスカートを穿くか、もしくは下着をシルク素材の物に変えてみましょう。
シルク素材といえばツルツルとした肌触りで一見通気性が悪く思えますが、実はコットン素材よりも通気性が良いのです。
シルク素材の肌触りがどうしても苦手という女性は、100%コットンの下着を選んでください。
ポリエステルなど他の素材が混ざっていると通気性も半減してしまいます、100%コットンならば汗も吸いやすいでしょう。
おりものシートを使う
生理中はナプキンやタンポンを使って下着が汚れないようにしていますが、おりものが多い日もおりものシートを使うべきです。
おりものが多いとどうしても下着が蒸れやすくなり、それがあそこが生臭い原因となります。
それにおりものでベタベタしたままのあそこは非常に衛生状態が悪いのです。
おりものシートも付けっぱなしにするのではなく、小まめに取り換えることが大事です。
面倒かもしれませんが、下着に臭いが付着することを防げるので是非お試しください。
あそこのムダ毛は定期的に処理
あそこのムダ毛を伸ばしたままにしている女性は、今日からちゃんと定期的に剃るか専用のハサミで切るなどして自己処理をしましょう。
あそこのムダ毛が伸び放題なのも蒸れや生臭さの原因なのです、とくにすそわきがの女性はムダ毛処理を怠らないようにしてください。
どうしても自己処理が怖いという女性は、デリケートゾーンの脱毛を行うのもおすすめ、自己処理よりも安全かつ綺麗にしてくれるでしょう。
清潔な下着を身につける
何年も同じ下着を穿き続けるのではなく、最低でも半年に一度は新しい下着に買い替えましょう。
ずっと同じ下着を穿いているせいで、あそこを洗ってもムダ毛を処理しても、生臭いと感じてしまうのかもしれません。
また、生乾きの洗濯物は菌の発生によりかなり生臭くなってしまう恐れがあります。
洗濯機の中に濡れた下着を放置しない、洗ったらすぐ天日干しする、外に干せないなら部屋干し用洗剤で洗うなど徹底しましょう。
デリケートゾーン用汗拭きシートや臭い対策クリームを使う
外出中にあそこに汗をかいたとき、トイレの後はデリケートゾーン用の汗拭きシートで拭いておきましょう。
そしてその後にすそわきがやデリケートゾーン用のデオドラントクリームなどで臭い対策をします。
そうすると蒸れやすい夏でも生臭さが抑えられるでしょう。