段々と暖かくなると切っても切れないのが半袖などの薄着です。
自分から見える部分ではないので普段からケアを怠りがちになる部分が肘です。
知らないうちに起こっている肘の黒ずみにはお気づきでしょうか。
せっかく綺麗な身なりをしていても肘が黒ずんでいたら周りに与える印象は悪い方へ変わってしまいます。
なかなか自分では気づきにくい部分ですが、周りからはしっかりと見られている部分なので綺麗に見えることが望ましいですよね。
そこで今回は肘の黒ずみの原因と対策についてご紹介したいと思います。
どうして肘の黒ずみが出来るの?
皮膚の黒ずみが出来る原因として主に摩擦、刺激、圧迫、乾燥などがあると言われております。
こう言った干渉が元でメラニン色素が沈着してしまい、黒ずみへと変化していきます。
メラニンは肌を守るために本来分泌されていますが、過剰に分泌されてしまうと色素が沈着しやがて黒ずみへとなってしまうのです。
健康的な状態であればターンオーバーによって新しい皮膚へと変わるのでこの色素の沈着も問題なく解消されるのですが、ターンオーバーが遅かったり、サイクルが乱れたりするとどんどん沈着していきます。
特に肘や膝はターンオーバーが遅い部分となっていますので黒ずみが起きやすい部分になっています。
これらの原因をもう少し掘り下げて説明していきます。
摩擦で起こる黒ずみ
肘の黒ずみの原因で非常に多いのがこの摩擦によるものです。
肘は敏感な部分でして、洋服による摩擦でもこの黒ずみの原因となってしまうことがあります。
摩擦が起こることで角質層が発達して、メラノサイトを刺激することでメラニン色素が多く生成され、メラニンの色素沈着が黒ずみへとなります。
洋服を着るなと言うのは無理なことなので早めのケアとしてボディクリームなどを塗って摩擦を軽減することが対策となってきます。
他にも机に肘を置いたりベッドでうつ伏せになった時に肘をついていたりと日常生活で摩擦の原因となってしまうものはたくさんあります。
避けて通ることは難しいと思いますのでケアを欠かさないと言う対策が大事になってきます。
刺激で起こる黒ずみ
普段肌を守ってくれる角質層は0.02mmしかないと言われています。
肌の角質になんらかの刺激が起こると、それは肌にとってストレスとなるためこれに反応しメラニン色素が多く生成されてしまいます。
先ほども言いましたが、メラニン色素はターンオーバーの時に排出されるのですが、刺激などでターンオーバーが乱れるとメラニン色素が排出されずメラニン色素が沈着した状態になります。
これが黒ずみへとなっていくわけですね。
ターンオーバーが上手く行われないと黒ずみだけではなく、硬いカサカサの肌になってしまいますのでさらに問題を悪化させてしまう形になってしまいます。
意外にもナイロンのタオルなどでゴシゴシ洗うことも刺激に繋がりますので入浴する時は刺激を少なくするように洗いましょう。
圧迫で起こる黒ずみ
実は普段の日常生活でも非常に圧迫がかかる部分が肘なんです。
テーブルに肘をついたり頬杖をついたりすることがあると思いますが、この時肘にかかる圧迫は数キロにもなっています。
刺激のところでご説明したように角質層にこう言った刺激に繋がることが起こるとメラニンが蓄積しやすい上に圧迫されている分だけ角質が溜まり硬い肌へとなってしまいます。
硬い肌になってしまうと後々のケアが非常に難しく、解消するにも時間がかかるものとなってしまいます。
意識していないうちに行っている日常的動作でも肌は非常に深刻なダメージを受けています。
これを機会に肘にかかる負担を意識してみてはどうでしょう。
乾燥で起こる黒ずみ
肘は他の部分よりも毛穴が少ないです。
毛穴が少ないので、皮脂量や水分がとても少ないですし、補給も難しいので乾燥しやすい部分となっています。
さらに冬の間はとても肘だけに限らずとても乾燥しやすい時期になっています。
こう言った原因がターンオーバーの乱れに繋がりやすく、油断しているとすぐ黒ずみになってしまいます。
やはり日常的にボディクリームや保湿性の高いローションなどでのケアが大事になってきますね。
その他にも紫外線の影響で黒ずみが出来てしまうなど、日常生活の様々なところで黒ずみの原因は隠れています。
これらの原因を避けて生活することは出来ませんので、ケアとなる対策や改善方法が必要となってきます。
肘の黒ずみの対策方法
美白クリームを使う
一番効果が高いのが美白のクリームやソープを使う方法です。
デリケートゾーン用であれば、肌に優しく、肘以外にも、膝や陰部、乳首等様々な場所に使用できます。
重曹を使う
黒ずみ対策に重曹を使う方法はご存知でしょうか。
重曹と聞くと掃除で使う汚れ落としみたいなイメージをお持ちになると思います。
しかしこの重曹は黒ずみにも効果があるんです。
重曹は主に掃除用と食品用の二つがありまして、食品用の方が粒子が細かく肌のケアに向いています。
スーパーなどの手作りお菓子コーナーに置いてあることが多いので簡単に見つかります。
この重曹を大さじ1に対し水、もしくはぬるま湯小さじ1の割合で配合して下さい。
それを肘に乗せて円を描くようにマッサージし洗い流します。
たったこれだけの簡単お手入れです。
ただし、重曹を使ったケアは一週間に一度程度にしておいて下さい。
あまり頻度が多いとかえって肌の刺激や摩擦に繋がってしまいますので逆効果になってしまいます。
人間の体は弱酸性でこの重曹はアルカリ性なのでやりすぎには注意して下さい。
スクラブを使う
市販されているスクラブを使うこともいいのですが、より肌への刺激を少なくするために手作りで出来るスクラブをご紹介します。
塩スクラブ
いつもご使用されている市販の石鹸やボディソープをしっかりと泡立てそこに少量の天然塩を混ぜるスクラブです。
これを肘につけマッサージするように丁寧に洗い、よく流しましょう。
洗い流した後は保湿などのケアも一緒にすることをおすすめします。
こちらも重曹と同じく頻繁に行ってしまうとかえって肌の刺激になり逆効果となってしまいますのでご注意下さい。
シュガースクラブ
意外と知られていませんが、肘の黒ずみに効果的とされているのは砂糖を使ったシュガースクラブです。
作り方は、ココナッツオイル1、ハチミツ1、砂糖2の割合で混ぜて瓶などに入れて保存するだけです。
砂糖は出来るだけ粒子の小さいものを選ぶと良いでしょう。
砂糖の粒子は丸いので、肌への刺激が少ない原料です。
このシュガースクラブは約一ヶ月間保存出来ます。
シュガースクラブには保湿性が高い、ターンオーバーを促進させると言う効果があり、入浴後など血行が良くなった状態で角質を柔らかくしてから小さじ2杯分ほどを肘に乗せて1分ほどマッサージする方法が勧められています。
マッサージ後は綺麗にお湯で洗い流してください。
こちらもやはりやりすぎは良くありません。
クエン酸を使う
クエン酸の効果で角質や黒ずみを落としていくと言うものです。
クエン酸の効果として疲労回復や病気の予防効果、さらには美肌効果もあります。
こちらも手作りすることができ、クエン酸小さじ1、重曹小さじ1、水100mlとなります。
これをコットンに含ませ肘を拭くだけととても簡単になっています。
一度でかなり効果が見られるものになっていますが、肌が敏感な人には向かないこともありますので、肌に違和感を感じた場合はすぐに水で洗い流して下さい。
まとめ
冬が終わり夏が来て気分が浮かれていても黒ずみが気になってしまっては元も子もありません。
黒ずみの原因と対策を知ることでより一層夏を楽しむことが出来るのではないでしょうか。
しかし大事なことは黒ずみになってしまう前に対処することです。
睡眠不足なども原因となってしまいますので普段の日常生活などを見直して自己防衛していくことが肝心ですね。
毎日のケアが重要になってきますので焦らずじっくり半袖シーズンを待ち構えましょう。